人生には色々な節目で新しい家具やインテリア、空間などに出会い生活を共にしていきます。

一言で家具と言っても、昔のような婚礼家具ではなく、新婚生活を彩る家具であったり子どもたちが成人し夫婦二人での空間を再構築する際に使い出す家具と人生の多くの時間を自身の共有スペースで共に生活するものとなります。

そのため慎重に選んで、自身のライフスタイルにあったより良い快適に使える家具に出会うためにも本物の家具とは、どういうものなのか?を私たち土井木工が全身全霊をかけて作り上げたAUTHENTICITYを通してお伝えでき、そして実際に手に触れていただけたらこれ以上の幸せはないと考えています。

購入してよかったと思える家具とは

購入してよかったと思える家具とは

日々、何気なく腰掛けるソファーや毎日家族と顔を合わせ食事をするリビングテーブルなどいつの間にか生活の一部と家具やインテリアはなっていきます。

それは日々を彩る空間の一部として、ただデザイン性が高いものより使い勝手や家具自体の質感、そして何より頑丈である必要があります。
そして生活キズも合わせて、独自の長く人生を共にする家具と成長していきます。

家具の質感はやはり素材へのこだわりが1番反映し、プリントでは出せないものであり頑丈さも、その家具の設計から匠の技術が散りばめられている一品が織りなします。

壊れにくくメンテナンスや保証なども適切に完備されている本物の家具を選びたいものですね。

人生のターニングポイントに家具をあわせる

新婚生活が始まったばかりの方
結婚数年目で新たな家族が増えた方
子供も社会人となり夫婦水入らずな環境を考えている方

あらゆるターニングポイントが人生にはありますがそのターニングポイントを考え、どのぐらいの期間この家具を使っていくのだろうなどを考えて家具を選ばれることをおすすめします。

その中でも単純に重厚感があるだけで古臭いものではなく親から息子へ、そしてまた次の世代へと贈り物としても見れるそんな本物の家具を選ぶことで、世代を超えて飽きのこない家具と出会えるのだと私たちは考えています。

AUTHENTICITYという世界

AUTHENTICITYという世界

土井木工では、人生を長く共有する空間の一部である家具を、あらゆる角度からこだわり1つの形としてきました。
AUTHENTICITYが織りなす「本物」にはどのような背景があるかご紹介いたします。

「AUTHENTICITY」への思い

「AUTHENTICITY」への思い

AUTHENTICITYを製作するにあたり、木そのものの良さを感じていただけるよう木目・表情には最大限熟練した職人の目によって厳選しています。
古くより婚礼家具時代に培ってきた経験を活かし、時間を掛けてでも土井木工でしか作れない製品作りを心掛けています。

木材は加工した後でも、生きています。
乾燥することにより、水分が抜け始めると木材の収縮が始まることを想定ししっかりと含水率を落としたことを見極めることも大事にしています。

また、ソファ各所にはフィンガージョイントという工法を用いています。
隣合う板の接合部分を手の指状に削り出し、互いに組みあわせ、接合面積が増加し、パーツのズレや、強度の向上を図っています。

過去に、タンスを製造していた時代では「一生モノの家具」と呼ばれた時代もありました。
末永くお使いいただけるために、手間を掛けてでも耐久性の高いモノをお届け出来るよう、土井木工独自の工夫を培われてきた技術と経験によって行っております。

家具製造と一言で言っても、種類により工程も大きく異なります。
その一つ一つが機械を使用する場合もあれば、人の手で仕上げていく場合もあります。

それは、土井木工の理念である人と素材にやさしい家具づくりのもと、しっかりと木材の特性を見極め、安全で使い勝手がよく、尚且つ木材本来の持つ美しさを際立てるよう日々、機械加工と手加工を駆使し製品に仕上げております。

素材へのこだわり

素材へのこだわり

AUTHENTICITY SOFAは、世界三大銘木の一つと言われるブラックウォルナットをはじめ、ブラックチェリー、グレーシャーオークのアメリカ広葉樹の無垢材を贅沢に使用しております。

木のダメージが少ない冬期にウインターカットされたアメリカ広葉樹のみを使用し木材ランクも最高品質であるFASグレードを使用しており、節が少なく見た目の綺麗さ、そして色合いの良い上質な材を使用しています。

土井木工は、アメリカの五大湖周辺に位置する製材所とパートナーシップを結んでおり、アメリカ国内に流通するグレード以上の木材をAUTHENTICITYのために確保しています。

AUTHENTICITY SOFAのアームは、その厳選された貴重な木材を、広島県府中市の工場で更に厳しい職人によって厳選し、各ソファにあった木目を選別しています。

クッション部はハンガリー産マザーグースのスモールフェザーと、比重50~55kg/㎥の高密度ウレタン、ウェビングテープの3部構成とし、カバーリングファブリックの主となる組成は天然素材であり日本製にはない珍しい柄と独特な色味を持つイタリア製を使用しています。

素材そのものが持つ深みと、上質な座り心地のクッションで、他にはないデザインがAUTHENTICITY独自の個性になっています。

唯一無二の姿と至福の座り心地を併せ持つ、AUTHENTICITY SOFAは土井木工の最高技術の結晶です。

設計やデザインへのこだわり

設計やデザインへのこだわり

設計やデザインへのこだわり

AUTHENTICITYのデザインは、素材そのものが持つ深みを追求しております。

単なる、無垢素材そのままの耳付きのデザインや、やさしさ、あたたかさを強調する極端に丸いデザインをあえて避けてスタイリッシュなフォルムで仕上げております。

最高ランクの無垢材を適所に使い、積極的にデザインされたソファは、建築物や彫刻のような、アーティスティックな存在感が強く気品ある佇まいの無垢材の美しさと、最高の座り心地を併せ持つ、日本で唯一のウッドフレームソファです。

土井木工のウッドフレームには、独自の技術が使用され、特許を取得するほど、見た目にこだわっています。それが唯一無二たる所以です。

同シリーズには、ダイニングテーブルやリビングボードなどのラインナップがあり、ソファと同じく職人の技術を集結しつくられた美しい家具は、見慣れた生活空間を洗練させ一つ置くだけで上質な空間を作り出します。

クッションの背と座に使用されるハンガリー産マザーグースのフェザーは、サイズは適度な大きさでふわふわのボリューム感と弾力性が特徴です。その特徴から復元力も高くなっております。

へたりに強い比重50~55kgの高密度ウレタンとスモールフェザーの組み合わせで体がゆっくりと沈み、やわらかな羽毛に包まれ、安堵感や開放感を感じることができ、尚且つ体全体にフィットする心地よさはAUTHENTICITY SOFA以外には体験出来ません。

また、クッション下に内蔵されるウェビングテープは、座クッションだけでは出せない深いストロークでの掛け心地を実現し長時間座っていても底付き感が無くなり快適に過ごすことが出来ます。

さらに座クッションと荷重を分散して支えるため上部ウレタンの消耗も軽減出来ます。
Sバネやスプリングと比べ、軋み音が無いことも強味です。

妥協のない技術へのこだわり

妥協のない技術へのこだわり

AUTHENTITY SOFAは、製造のはじまりである「木の選別」もこだわりを持って行います。

広島県府中市の工場内で木材を選別する作業は、簡単なようですが、木を熟知し経験を積んだ者にしかできない目利きの工程となっています。

長年培ってきた経験でしか見えない目で、木の色味や木目の表情を読み取り、仕上がりをイメージしながら厳選していきます。

特にAUTHENTICITYのフラッグシップモデルである「SOFA BⅡ」は、最高難易度の留加工を施し、全ての部材を8/4インチ(50.8mm)の厚材を使って作られる「SOFA E」のアームは、厳選された貴重な木材をさらに厳選して加工します。

アームに選ばれる木材は1束100本のうち、僅か10本程度しか取れない為ソファ約5台分しか得ることができない貴重な無垢材を使用しています。

アーム部は木目を通して製作するため、単に板の幅があれば良いのではなく、流れるような美しい木目があることや、製品となったときに両サイドのアームが調和するよう木目を合わせることが重要となります。

また、アームの木目の形は広島の伝統である婚礼家具に由来します。
板目が昇るような形は筍木と呼ばれ縁起物の木目として喜ばれる木目としても有名です。

多面立方体の構成が基本のデザインはシャープな加工や鋭角だけでつなぎ合わせる技術が必要となり婚礼家具にて培った伝統技術の留め加工、蟻組加工などを多く使いつつ土井木工の最先端のCNCルーターで加工することでAUTHENTICITY SOFAを実現しています。

「AUTHENTICITY」の製造工程

木取り1.木取り

木取り 木目の方向や、表情を確認しながらAUTHENTICITYに使える部分を選別していきます。

熱圧プレス2.熱圧プレス

熱圧プレス 木材の寸法安定化のため、水分をとばす熱圧をかけていきます。

養生養生

養生 より安全にご使用いただくためしっかり時間を掛けて乾燥していきます。

プレーナー(サイズ調整)4.プレーナー(サイズ調整)

サイズ調整 乾燥した木材を各パーツ用にサイズをカットしていきます。

汎用機加工5.汎用機加工

汎用機加工 必要な形状にするため、カンナ機で厚み調整、穴を開けるためのボーリング加工等を行います。

NC加工6.NC加工

数値制御加工 複雑で細かい形状に仕上げるため、NC加工機を使用し木材を加工していきます。

木地研磨7.木地研磨

生地研磨 表面を綺麗な仕上げにするための大事な研磨作業。機械加工及び必要に応じて手で仕上げていきます。

パーツ組立8.パーツ組立

パーツ組立 仕上がった木材をアーム部、背面部と各パーツへ徐々に組み立てていきます。

加工9.加工

加工 鋭角な部分や細部の仕上がりを美しく仕上げるため、職人の手で「のみ」や「かんな」で仕上げていきます。

組み立て10.組み立て

組み立て 加工が終わったパーツを接着剤や治具を使用し、組み上げていきます。

塗装11.塗装

塗装 表面には、無垢材そのものの質感を生かすよう専用の蜜蝋ワックスやオイルで仕上げていきます。

検品・出荷12.検品・出荷

検品出荷 仕上がりの最終確認です。傷や不具合がないか確認し、しっかり梱包します。

「AUTHENTICITY」とは?

「AUTHENTICITY」とは?

求めたのは、「本物」であること。
今までにないものを作る、他に無い「本物」の家具づくりを目指し、高額でも「いい木」を買い付け蓄えながら「本物」と実感される製品を製造し続けます。

本物のウッドフレーム作りたい。
本物の座り心地を実現したい。
本物のソファをデザインしたい。

この3つの思いが「AUTHENTICITY」を誕生させました。

「AUTHENTICITY」の産みの苦しみ

「AUTHENTICITY」の産みの苦しみ

かつては、婚礼家具メーカーとして主にタンスを製造していましたが、時代の流れと共に、ライフスタイルが変わっていくため必要とされる製品を作らなければならないと考えました。

そして今までにないモノを打ち出していかなければいけないという使命を胸に今までの考えや固定概念を無くし、一からモノ作りをはじめようという試みは大きな葛藤と挫折の繰り返しでした。

「AUTHENTICITY」の名前の由来・歴史

「AUTHENTICITY」の名前の由来・歴史

その名の通り、「本物」の家具づくりを目指し、「AUTHENTICITY」と名づけました。
コンセプトは、時代性を捉えて「アーバンナチュラル」を打ち出し、洗練された都市生活の中で自然素材を使った製品をスタイリッシュに使っていただくこと。

そのためには製品そのものがライフスタイルやユーザー層を限定するものではなく、ユーザーそれぞれが「本物」を実感していただける製品であり、素材である「木」ばかりが主張するのではなくデザイン性を重視しました。

AUTHENTICITYの「あたらしさ」と技術の追求や「斬新さ」は、きっと、どなたにでも容易にご理解していただける作品ではなく、「わかる人」において、ご満足していただける製品であると信じています。

「AUTHENTICITY」商品のご紹介

①SOFA BⅡ

AUTHENTICITY SOFA BⅡ

②SOFA C

AUTHENTICITY SOFA C

③SOFA D

AUTHENTICITY SOFA D

④SOFA E

AUTHENTICITY SOFA E

⑤SOFA RB

AUTHENTICITY SOFA RB

⑥SOFA RD

AUTHENTICITY SOFA RD

⑦SOFA RE

AUTHENTICITY SOFA RE

⑧SOFA RF

AUTHENTICITY SOFA RF

「土井木工」の受賞・展示実績

1957年 8月
広島県知事賞受賞
1959年 9月
広島県広島市長賞受賞
1960年 3月
東京通商産業局長賞受賞
1961年 3月
第6回全国優良家具展に於いて第1位通商産業大臣賞受賞
1962年 3月
工業技術院長賞受賞
1964年 3月
東京家具組合連合会長賞受賞
1964年 6月
徳島県知事賞受賞
1965年 7月
大阪家具組合連合会長賞受賞
1966年 3月
全国家具組合連合会長賞受賞
1967年 3月
工業技術院長賞受賞
1969年 3月
通商産業省繊維雑貨局長賞受賞
1978年 5月
科学技術庁長官奨励賞受賞
1982年 3月
大阪商工会議所会頭賞受賞
1986年 11月
労働大臣賞受賞
1999年 12月
セキスイデザインセンターと共同開発した「メタフォーラ」がグッドデザイン賞受賞
2000年 12月
建築家 玄ベルトー進来氏と共同開発した「UFOシリーズ」がグッドデザイン賞受賞
2013年 11月
六本木AXIS GALLERYにて「kitoki ニホンノキ。」展を開催
2016年 5月
アメリカ・ニューヨークで開催された「ICFF 2016」にて「Block dice」を発表
2018年 11月
IFFT(国際家具見本市)に於いて「AUTHENTICITY sofa D」を出展
2021年 10月
ピークスタジオ一級建築士事務所と共同開発した「KABU」がウッドデザイン賞2021を受賞

(一部抜粋)

最後に

最後に

あなたの最良な空間をAUTHENTICITYがあることで豊かな人生になりますように。